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思い入れのある物は、誰にでもある。 大切な方からプレゼントされたり、とても気に入って長年寄り添った本革のカバンは使い込むごとに風合いが増し、 味がでてくるのですが、一方ではハンドル部分の革が擦り減ったり、切れてしまったりといったお声も聞きます。 持ち手部分はカバンで一番酷使される部分で、常に手で持って歩くたびに前後左右に振られるため、 ハンドルだけ先に痛むということは良くあることなのです。
なかなか進まない商品開発
試作品第一弾はボタンの強度も心配で、 外したとき中の芯材が見えるのが とても気になる。
自分で交換できるハンドルは手芸店などで販売はしているのですが、 どちらかというとハンドメイドでカバンを作る方向けの商品で、 ビジネスとして使用するにはあまり高級感がありません。 見た目のクオリティだけでなく、強度面においても安心して使える 商品を開発するきっかけとなりました。
■意外に難しいビジネスバッグの交換ハンドル制作 開発に向けて、いくつかの工房に相談したのですが、やはりトラブルの 元になるのでハンドル単体の制作は難しいという意見が多く、 なかなか開発は前に進まず。 やっとの思いでサンプルを作ってもらったのですが、ボタンタイプなので 強度面がやはり心配、また、補強のために入れている芯材が丸見えで 高級感がない。革のグレードも良くないのでさらなる改良が必要に。
あきらめなかった“ものづくり”
芯材も見えないし、心配だった強度面が ネジ式でクリア!
■あきらめなかった開発への思い 月日が流れて、また別の革工房に相談したところ、交換用ハンドルに 「おもしろい!」と共感してもらえ、さらにボタンではなく マイナスドライバーでネジを締めるようにすれば違和感もなく、 また、強度面でも問題ないんじゃないかと、サンプル作りに入りました。 革のグレードも上げ、ハンドルの芯材が見えないようにと、前回からの 改善点も考慮してもらい、第二弾サンプルが仕上がりました。
■ボタン式からネジ式へ 新たなサンプルは芯材が見えないよう革を2重にして、ネジで締められるような仕様で仕上がってきました。 これが言葉ですと簡単に言えるのですが、とても考えられた構造なのです。 革を2枚合わせ、しかも革の端が見えないようにそれぞれ折り返して 縫製するので、革4枚分を縫い込むことになります。 また、革を薄く漉かないとハンドルが分厚くなってしまうので、革の強度を保ちつつ、ハンドルとして成り立つ薄さにしないといけません。 革漉きも、薄くするには熟練の職人さんの技術がないと革が破れてしまいます。
ようやくたどり着いた商品化
革工房に相談してから実に1年かかりましたが、納得のいく商品が完成しました。 取り付け方などは商品ページに掲載しておりますので是非ご覧ください。 こちら→ ビジネスバッグ交換用ハンドル HD-H153 もっと詳しい開発秘話はasobozeのブログへ
こちら→ 大切なカバンのための交換用ハンドル
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販売価格8,990円(税込)
思い入れのある物は、誰にでもある。
大切な方からプレゼントされたり、とても気に入って長年寄り添った本革のカバンは使い込むごとに風合いが増し、
味がでてくるのですが、一方ではハンドル部分の革が擦り減ったり、切れてしまったりといったお声も聞きます。
持ち手部分はカバンで一番酷使される部分で、常に手で持って歩くたびに前後左右に振られるため、
ハンドルだけ先に痛むということは良くあることなのです。
なかなか進まない商品開発
試作品第一弾はボタンの強度も心配で、
外したとき中の芯材が見えるのが
とても気になる。
自分で交換できるハンドルは手芸店などで販売はしているのですが、
どちらかというとハンドメイドでカバンを作る方向けの商品で、
ビジネスとして使用するにはあまり高級感がありません。
見た目のクオリティだけでなく、強度面においても安心して使える
商品を開発するきっかけとなりました。
■意外に難しいビジネスバッグの交換ハンドル制作
開発に向けて、いくつかの工房に相談したのですが、やはりトラブルの
元になるのでハンドル単体の制作は難しいという意見が多く、
なかなか開発は前に進まず。
やっとの思いでサンプルを作ってもらったのですが、ボタンタイプなので
強度面がやはり心配、また、補強のために入れている芯材が丸見えで
高級感がない。革のグレードも良くないのでさらなる改良が必要に。
あきらめなかった“ものづくり”
芯材も見えないし、心配だった強度面が
ネジ式でクリア!
■あきらめなかった開発への思い
月日が流れて、また別の革工房に相談したところ、交換用ハンドルに
「おもしろい!」と共感してもらえ、さらにボタンではなく
マイナスドライバーでネジを締めるようにすれば違和感もなく、
また、強度面でも問題ないんじゃないかと、サンプル作りに入りました。
革のグレードも上げ、ハンドルの芯材が見えないようにと、前回からの
改善点も考慮してもらい、第二弾サンプルが仕上がりました。
■ボタン式からネジ式へ
新たなサンプルは芯材が見えないよう革を2重にして、ネジで締められるような仕様で仕上がってきました。
これが言葉ですと簡単に言えるのですが、とても考えられた構造なのです。
革を2枚合わせ、しかも革の端が見えないようにそれぞれ折り返して
縫製するので、革4枚分を縫い込むことになります。
また、革を薄く漉かないとハンドルが分厚くなってしまうので、革の強度を保ちつつ、ハンドルとして成り立つ薄さにしないといけません。
革漉きも、薄くするには熟練の職人さんの技術がないと革が破れてしまいます。
ようやくたどり着いた商品化
革工房に相談してから実に1年かかりましたが、納得のいく商品が完成しました。
取り付け方などは商品ページに掲載しておりますので是非ご覧ください。
こちら→ ビジネスバッグ交換用ハンドル HD-H153
もっと詳しい開発秘話はasobozeのブログへ
こちら→ 大切なカバンのための交換用ハンドル